福山藩の歴史、地理、文化を網羅した『備陽六郡志』46冊の大著を残しながらも歴史の闇に埋もれた宮原直倁の生涯を描いた渾身の作。 享保、宝暦、明和と大飢饉が襲った。 郡方役人の宮原直倁は苛酷な年貢にあえぐ六郡の民衆に尽力しつつ、福山地誌の作成に生涯を捧げる。 拙を守り抜いた直倁と、明和一揆の義民、神辺の渡辺好右衛門、定藤仙助、北川六右衛門との交友を描く。大ヒットした農民一揆が題材の小説「天明の篝火(かがりび)」(2006年出版)の前段。
「花がたみ」(郁朋社)で第四回中近世文学大賞を受賞。
著者名 | 藤井 登美子 |
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制作年月 | 2016年02月 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 280頁 |
販売価格 | 1500円+税 |
ISBNコード | 9784904448397 |
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郷土福山の歴史を掘り起こしていく中で、民草の窮状を目の当たりにしてきた宮原直倁と幕閣での栄進を優先する藩主の姿は彼の目にどう映ったか。そんな宮原直倁の思いをまとめたのがこの1冊です。ワードに直接入力しながら完成させました。
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